空き家を有機的に活用する試みが相次いでいる。築古の戸建て住宅や店舗などをアイデアで蘇らせ、収益を生み出す状態に再生する。
「ただ、再生のプロフェッショナルが少ない」。
こう指摘するのはエンジョイワークス(神奈川県鎌倉市)の福田和則社長。同社では、空き家・遊休不動産の再生を担うプロフェッショナルを育てるため、「空き家再生プロデューサー育成プログラム」を3月から開始した。
空き家問題への対策が急務となっている中、不動産の知識だけでなく、建築計画や運営ノウハウなどの事業計画の立案も学ぶ。加えて、地域とのコミュニティ作りに軸足を置いたプロフェッショナルを育てる。福田社長に聞いた。
――空き家再生のプロ人材を育てるプログラムの受講者募集を始めました。始動したばかりですが、足もとの状況を教えてください。
「3月1日から、働きながら教育訓練するOJT方式で3人に来て頂いている。1カ月の期間をかけて受講してもらう。このプロ育成はスタートしたばかりだが、手応えは十分に感じている。募集から1カ月ほどで約30人から応募があった。それなりの反響だと思っている。6月には更に3
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