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独り暮らし向け賃貸住宅オーナーなら設置しておきたい、電球ひとつで孤独死を防止する「見守り」サービス

不動産投資全般/商品・サービス ニュース

空室や家賃滞納など、不動産賃貸経営のリスクはいくつかあるが、中でも最近クローズアップされているのは「入居者の孤独死」だ。孤独死とは独居者が誰にも看取られずに病気などの理由で急死し、時間がたってから発見されることをいう。

賃貸住宅で孤独死が起きた場合、発見されるまでの時間が長ければ長いほど、部屋の損傷が激しくなり、階下など近隣への影響も大きくなる。そのリスクを担保するものとして「孤独死対策保険」も登場しているが、それだけでなく孤独死を未然に防ぐ対策も大切だ。

その対策として今、注目されているのが電球ひとつで入居者の安否がわかる「ハローライト」。今年の5月にリリースされてから不動産オーナーや管理会社からの問い合わせが相次いでいるという。
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商品の開発・運営をするハローライト株式会社の代表取締役・鳥居暁社長に話を聞いた。

「ハローライトはLED電球の中にSIMを内蔵したものです。SIMは携帯電話やスマートフォンに差し込んで使う小型のICカードで、モニターのないスマホが電球の中に入っているといえばわかりやすいでしょうか。Wi-FiやBluetoothを使うことなく電球単体がLTE(4G)の回線を使ってインターネットに接続し、電球の点灯の状況をメールでお知らせするというもの。独居高齢者などの自然な見守りに役立っています」

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高齢者の中にはPCもスマホも使わないためWi-Fiルーターがないという家庭も多いだろう。そうした家庭でも使用可能で、電源は電球のソケットから給電されるため電源コンセントも不要。通常の電球と同じ規格なので、電球を取り替えるだけで誰でも設置でき、特別な工事も必要ないという。

「具体的な使い方としては、トイレや居室など1日1回は必ず使う部屋の電灯にハローライトを設置していただきます。電球の状況は基地局に常に発信され、もし0時から23時59分の間に電球が点灯しっぱなし、あるいは消しっぱなしの場合は、翌朝の10時に管理会社や大家さんなど登録しているアドレスにメールが届く仕組みです。怪我をして動けないのかもしれないとか風邪で寝込んでいるのかもしれないなど、何か問題が起こったことが予想されるからです」

管理会社や大家は電話をかけるなり部屋に行くなりして安否を確かめることができるというわけだ。

電球が定期的にオン・オフされている場合は正常に生活できているということでメールのお知らせは届かないようになっている。この点もすでに利用している人から好評価だという。

「見守られる側も見守る側も『自然な形でプライベートに干渉せず、気をもむ必要がない』と喜ばれています」

確かに、1日に何回トイレに入ったかなどが他人にわかってしまうのは抵抗がある人もいるだろう。カメラによる監視ではない時点でプライバシーには配慮されているが、さらに見守られる側の心理面に心配りがなされた形だ。

また、所有物件が多い不動産投資家や管理会社にとってもすべての物件の報告が毎日メールで来るのは煩わしい。何か問題があったときだけメールが来るシステムはなるほど、双方にストレスがかからなくてよいと感じた。

値段は1個1万5200円(税別)。ハローライト社のパートナー企業の販売店経由か、ネット通販大手「アマゾン」から購入できる(現在品切れで次回入荷は10月末予定。予約の場合はコチラ)。

3年間の利用料は0円で、4年目以降は月額費用として150円(税別)かかるとのこと。最初の3年間は1ヶ月ワンコイン程度で利用できる計算になり、従来の見守りサービスの10分の1程度となる。この点も不動産投資家から注目されている大きな理由のひとつだろう。

ハローライト社の母体となっているのは2006年創業のITベンチャーで、同じく鳥居氏が代表取締役を務めるボクシーズ株式会社。

「ボクシーズでは世の中にある『不』、つまり『不便』とか『不満』などを解決するプロダクトを作ってきました。これまでの見守りサービスには、プライバシーの問題、面倒な設置工事、月額数千円かかるランニングコストなど、さまざまな『不』がありました。ハローライトはもともとボクシーズで持っていた位置情報のテクノロジーを応用して、これらの『不』の解決を試みたものです」

今後は駆けつけサービスの会社や保険会社などとも連携して、さらにサービスを拡充していく予定だという。

孤独死のリスクは高齢であるほど高まる。しかし、少子高齢化の日本において高齢者は有力な入居者候補として考えざるを得ない。このような便利な見守りサービスは今後、不動産投資家にとって心強い味方になってくれるだろう。

取材・文 柏木珠希

【プロフィール】
フリーライター。著書に「大家さん! これからの投資はシェアハウス・ゲストハウスがおトクです!」(秀和システム)、「20代、持ち家なし、貯金100万円でも月収以上を稼げる『オモロー式』不動産投資講座』(プレジデント社)など。文京区にて築70年の長屋をセルフリノベーションしたカフェを経営した後、渋谷区の狭小ボロビルのオーナーに。その後、信州に移住。築150年の古民家に住んだ後、半分セルフビルドでマイホームを新築するなど、古いものを蘇らせることとDIYが得意。

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