空室や家賃滞納など、不動産賃貸経営のリスクはいくつかあるが、中でも最近クローズアップされているのは「入居者の孤独死」だ。孤独死とは独居者が誰にも看取られずに病気などの理由で急死し、時間がたってから発見されることをいう。
賃貸住宅で孤独死が起きた場合、発見されるまでの時間が長ければ長いほど、部屋の損傷が激しくなり、階下など近隣への影響も大きくなる。そのリスクを担保するものとして「孤独死対策保険」も登場しているが、それだけでなく孤独死を未然に防ぐ対策も大切だ。
その対策として今、注目されているのが電球ひとつで入居者の安否がわかる「ハローライト」。今年の5月にリリースされてから不動産オーナーや管理会社からの問い合わせが相次いでいるという。
商品の開発・運営をするハローライト株式会社の代表取締役・鳥居暁社長に話を聞いた。
「ハローライトはLED電球の中にSIMを内蔵したものです。SIMは携帯電話やスマートフォンに差し込んで使う小型のICカードで、モニターのないスマホが電球の中に入っているといえばわかりやすいでしょうか。Wi-FiやBluetoothを使うことなく電球単体がLTE(4G)の回線を使ってイ
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