ここ何年か、市場に小屋が登場している。
有名なところでは無印良品が300万円の小屋を出しており、リゾート地などに置かれている。人気のアウトドア用品メーカー・スノーピークも小屋とは多少異なるが、モバイルハウスを出しており、こちらは400万円。
小さな居住空間に注目が集まっているのだが、手に入れるならもう少し安価で気軽に使えるものをというのが現実的なところだろう。その観点から注目したいのが岡山県に本社がある植田板金店が手掛ける小屋やさんだ。
欲しい人はいるのに、売れない理由
同社が小屋を手掛け始めたのは2017年から。その後、話題になったのは2018年6月に世界的建築家・隈研吾氏と組んで作った「小屋のワ」という商品だ。
サイズは奥行き2,150mmに幅4,650mm、面積にして9.9㎡、約6畳で、本体の部屋部分と同じ広さのウッドデッキがついていることなどが特徴。
板金屋さんが手掛けたものらしく、外壁を覆うガルバリウム鋼板には職人がたがねで打ち出した模様が描かれているのも目を惹くところ。世界の隈研吾がこんなに小さな小屋を作ったという意外性もあ
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