国はこのところ、既存物件、つまり中古物件の流通を促進しようとしている。だが、その障壁のひとつとして挙げられるのが価格の不明朗さである。
不動産会社の査定を経ないと物件価格が分からない状態では、査定後に受けるであろうセールスを嫌い、動かない所有者もいるだろうし、査定が信用できないと思う人もいるはず。
ところが、2015年後半くらいから中古住宅の価格を地図上で分かりやすく表示するサイトが続々登場している。いずれも中古住宅の流通促進を意図、一般消費者をターゲットとしているが、もちろん、これらは投資家にも参考になるもの。どのようなサイトがあるか、以下、簡単にご紹介していこう。
●独自の参考価格を算出、「HOME’Sプライスマップ」
不動産ポータルのネクストがアップした「HOME’Sプライスマップ」は同社がこれまでに扱ってきた不動産物件情報をベースに、独自の不動産物件参考価格算出システムを合わせたもの。情報量の多さを背景にしたもので、小規模なワンルームマンションなどの参考価格も算出することができ、投資家的にも使い勝手が良い。
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる