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スペインに不動産を持ってゴールデンビザ獲得するには★日本以外でも住む先を確保 Part 3

不動産投資全般/海外投資・事情 ニュース

2021/08/30 配信

ヨーロッパEU諸国は、振り返れば08年のギリシャから始まる経済危機があって、積極的にゴールデンビザ(長期滞在ビザ)の付与によって海外富裕層の投資を呼び込んできた。

ところが、このシリーズでも取り上げたように、ここ数年はポルトガルがビザ取得エリアに条件をつけるなど、それにブレーキがかかる傾向も。コロナ禍が経済に与えた打撃もワクチン接種によって感染拡大が収まるにつれ、景気の先行きには楽観論が出てきているので、この傾向は続きそうだ。

一方で、コロナによって日本以外での住む先について考えるという人も増えている。今回は、ポルトガル、マルタに続いて、日本とは外交関係樹立150年を超える国(2018年が150周年)であり、首都マドリードや著名なガウディの世界遺産を抱えるバルセロナなど日本にも馴染み深い大国スペインのゴールデンビザについて、海外移住や投資永住権のサポートを行う株式会社アエルワールド代表取締役の大森健史氏にうかがった。

バルセロナ、ガウディのカサ・ミラのある一角。カサ・ミラが建ったのは1906年から1910年にかけて。これぐらいの築年はざら。
バルセロナ、ガウディのカサ・ミラのある一角。カサ・ミラが建ったのは1906年から1910年にかけて。これぐらいの築年はざら。

■法人名義の申請が可能、ビザ取得までの期間が短い

スペインは、太平洋と地中海に囲まれたイベリア半島にあって、全般には温暖な地中海性気候で過ごしやすい。首都マドリードはじめ主要都市のバルセロナ、バレンシアなど、世界中から旅行客が集まる観光大国であるのは、魅了的な国である証拠。英語はポルトガル、ギリシャの方が通じやすいが、豊かなスペインの文化や食に惹きつけられる。

不動産取得によってゴールデンビザを取得する要件は、50万ユーロ以上の不動産を所有し維持すること。申請者の年齢は満18歳以上、無犯罪で入国禁止などの対象でないこと。スペイン国内で認可されている保険会社の医療保険(補償内容によるが年5万円程度〜)を購入すること。

そして、本人および家族がスペインに居住するために十分な収入の証明(月収で本人2149.6ユーロ、家族1人につき537.4ユーロを加えた額以上の収入)が必要だ。

家族1人あたりの537.4ユーロはスペインで最低でも暮らしていける家賃を除く生活費相当、申請者本人はその4倍ということ。夫婦で35万円ぐらいというところ。

「スペインのゴールデンビザ(1年間)は通常約3〜4ヶ月で取得可、その後2年間有効に切り替えに約2〜3ヶ月と取得までに必要な期間が比較的短いです。

そして、最大の利点は、購入者本人が100%の株式を保有している場合、法人名義でもゴールデンビザ申請が可能なこと。法人名義の申請は他国ではできません。本人の配偶者やパートナー、さらに18歳以下または経済的に依存している家族も3代まで同時に申請できます。最初の1年間は1回だけスペイン訪問が求められますが、その後はスペイン訪問や滞在の要件はありません。(永住権取得の場合は過去5年間に4年2ヶ月以上の継続的居住が必要)」という。

ゴールデンビザの取得については「弊社の場合、ゴールデンビザ取得申請、不動産購入や賃貸、ビジネスのコンサルティングなど全般をサポートし、費用は80万円+8000ユーロ(仲介手数料は別)で最初に80万円+消費税をいただいています」

と大森氏。

バルセロナのボルン地区。カフェや雑貨屋など洒落たお店が集まっていて、雰囲気がよい。
バルセロナのボルン地区。カフェや雑貨屋など洒落たお店が集まっていて、雰囲気がよい。

■憧れのバルセロナの海辺暮らし、物件相場と購入費用は?

50万ユーロ以上の不動産を購入した場合の概算諸費用はどれくらいだろう。

弁護士費用に不動産価格の1.21%、不動産登記移転に3000ユーロ、パスポート公証費用に60−80ユーロ。不動産取得税は新築が10%、中古はバルセロナ10%マドリッド6%。印紙税は、バルセロナ1.5% マドリッド0.7%と州によって異なる。

一方、年間にかかる固定費で主なものは、固定資産税がアパートで600〜1000ユーロ、物件管理費用が700〜1500ユーロ、税理士費用が1000ユーロ+VAT21 %と高くはない。

大森氏にスペインの中でもガウディなど世界遺産が有名で、都市機能とリゾートとしての魅力の両面から人気のあるバルセロナでの物件例をあげてもらった。

「カタルーチャ広場があってゴシック地区は中心地ですが観光客も多いので、今人気なのはリゾート感もある海辺のバルセロネータという地区です。たとえばビーチまで徒歩5分足らずという好立地で2005年築のテラス付きアパートメントが55万ユーロ(税込・諸費用込み60.7万ユーロ)。102uで3ベッドルーム、2バスルームで南向きで室内もきれい。

また、ゴシック地区に近いけど洒落た雑貨店やカフェなどが小路に多いファッショナブルなボルン地区も人気です。1890年築の建物のペントハウスを全面的に改装した2ベッドルームの71uのアパートには、街を一望する70uのテラスがあって、なんとジャグジー付き。価格は62.7万ユーロ(税込・諸費用込み69.2万ユーロ)です」

賃貸に出すことは可能だが、スペイン以外での国での収入も合算になる(租税特別条約の元では2重課税はない)。利回りの平均は5パーセント、古くて狭いと6パーセントオーバー、きれいなものは4パーセントというところだそう。

不動産2件を合算して50万ユーロになるというのでも可能。買い足しして50万ユーロになる場合は、その時点で申請が可能になる。

ポルトガルやマルタに比べると敷居が高いが、スペインのゴールデンビザ取得のための投資オプションは、不動産以外だと200万ユーロ以上のスペインの国債の購入、または100万ユーロの株式や債券に投資と高額なため、50万ユーロの不動投資は一番人気だという。
(1ユーロ=128.88円、2021年8月24日現在)

取材協力/株式会社アエルワールド

文/小野アムスデン道子
経歴
元リクルート週刊住宅情報関西版編集長、月刊ハウジング編集長を経て、メディアファクトリーにて、世界的なガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集に携わったことから観光ジャーナリストに。東京とオレゴン州ポートランドのデュアルライフと世界中を巡る取材で旅を基軸にしたライフスタイルについて執筆。国内外で物件運用中。Own media【W LIFE】で40代からの豊かな暮らし方を発信。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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