フィリピン大統領選挙が2022年5月9日に行われた。結果はフェルディナンド・マルコス・ジュニア(愛称ボンボン・マルコス)が2番手のレニー・ロブレドに「ダブルスコア」をつけ圧勝し次期大統領に内定した。
新興国や中先進国では、政策の大きな転換により不動産市場に与える影響は大きい。
例えば、ミャンマーのアウン・サン・スー・チーが実質国家の最高指導者になった際は不動産開発の許認可などを全面的に見直し(凍結・停止)を大規模に行ったことにより住宅開発もストップするケースが多く、市場は混乱しただけではなく外国人からの投資も無くなり崩壊したといってもいい。
また、マレーシアではマハティール元首相が政権に返り咲いたときには、シンガポールへの高速鉄道の計画を延期すると発表したことで(その後2021年には事業断念を発表)、マレーシアのジョホールを始めルート上での不動産開発計画やその後の不動産取引の停滞は記憶に新しい。
今回は、コロナで大幅に下落したフィリピン不動産インデックスが回復基調にある現在、ボンボン・マルコス大統領の政策が、フィリピン不動産にどのような影響を及ぼすのか考えてく。
コロナ
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