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ドバイ不動産、前年比60%高騰も!キャピタルゲイン狙いで世界の富が殺到

不動産投資全般/海外投資・事情 ニュース

2022/11/04 配信

コロナ前の数年間、やや落ち着きを見せていたドバイの不動産市場だが、パンデミックによる世界的な金余りを背景に徐々に活気を取り戻し、今年に入って爆発的な値上がりを見せている。

年末に700万ドル弱(約10億円)だった物件が今年8月には倍の21億円の値がつくなど、すさまじい勢いで買われているという。日本人投資家向けの販売イベントも各地で開催されているが、なぜ今、ドバイなのか。

makoto.h/写真AC
makoto.h/写真AC

キャピタルゲインにもレンタルインカムにもかかる税金はゼロ!

ドバイの土地取引の登録業務、土地関係データの管理を行う政府機関Dubai’s Land Department (DLD)のデータを見ると、今年8月以降、住居用不動産の一日の取引高が8億ドル(約1200億円)を超える日も珍しくない。

ほとんどがキャッシュでの取引だといい、世界中の超富裕層がドバイの物件を買いまくっていることが伺える。今年だけでも100億円以上の豪邸が何軒も外国人に買われている。

世界的な不動産投資ブームに加えて、ロシアのウクライナ侵攻後、西側諸国で自由な経済活動を制限されているロシアの富裕層が資産の安全な逃避先としてドバイの不動産を買いまくっているのが一因だが、元々、ドバイは投資家への税制優遇が手厚い土地。

消費税5%以外の税金がなく、不動産売却益への課税や取引、印紙、固定資産、相続、贈与、相続などが一切かからない。

ドバイの不動産仲介大手Visionary Real Estateによると、今は移住目的よりキャピタルゲイン狙いの投資家が多いという。高層コンドミニアムで年30%、ヴィラ(戸建て)・プレミアムヴィラ(豪邸)では年45ー60%値上がりするというから、売却益の税金ゼロは大きな魅力だ。

ヤシの木の形をした人工島「パーム・ジュメイラ」。ここの豪邸にも100億円以上で買われた(バージカリファ/写真AC)
ヤシの木の形をした人工島「パーム・ジュメイラ」。ここの豪邸も100億円以上で取引されている(バージカリファ/写真AC)

賃貸の平均利回りは7-8%。もちろん、レンタルインカムにも税金はかからない。表面利回りが平均3%ほどと言われている東京やロンドンなど世界の他の大都市に比べて、ドバイは利回りの高さが際立つ。

決済は、ドル建ての現金以外にビットコインなどの仮想通貨やクレジットカードでの支払いが可能。全てペーパーレス契約で、物件購入後は政府公認アプリで一元管理できる。

1ベッドルームの新築が5000万円台から購入可能、
実は「高くない」ドバイの不動産価格

世界一の超高層タワーマンションでもある「ブルジュカリファ」や世界最大級のドバイモールなど、何かと世界一のイメージがあるドバイの不動産はさぞや高いのかと思いきや、 ロンドンやニューヨーク、東京と比べると割安感があると、ドバイ不動産を取り扱うGENKI FUDOSAN REAL ESTATE BUYING & SELLING BROKERAGE(本社:Dubai 代表:アレックス・ツァイ 以下、DGF)の担当者は語る。

ドバイならではの投資手法として、同社では特に、プレビルド(未完成物件)を分割払いで購入する方法を推している。

同スペックの完成物件と比較して2割程度割安であることが一般的で、大手デベロッパーであれば未完成のまま計画が頓挫したり倒産したりするリスクはほとんどないという。

ドバイ最大手のEmaar Properties(エマール・プロパティ―ズ)が開発を進めているドバイヒルズ(Dubai Hills)やドバイマリーナ(Dubai Marina)、ダウンタウンドバイ(Downtown Dubai)、ドバイクリーク(Dubai Creek)は完成を前にほぼ完売。

5億円を超えるような高級戸建てから次々と売れていったというのが、今のドバイ不動産市場の勢いを反映している。

SOBHA HARTLANDの物件完成予想図(SOBHA公式サイトのスクリーンショット)
SOBHA HARTLANDの物件完成予想図(SOBHA公式サイトのスクリーンショット)

大手SOBHA(ソバア)がドバイの中心地で開発を進めているSOBHA HARTLANDは、東京ドーム約15個分の敷地に戸建て、複数の高層コンド、マリーナ、インターナショナルスクールを収容する大型プロジェクト。

2024年から順次竣工予定だが、ここも戸建ては完売済み。高層コンドも完売が相次いでいるが、今売出中のタワーA棟(2026年竣工予定)の価格は、約70㎡の1ベッドルームで35万ドル(約5300万円)、約100平米の2ベッドルーム67万ドル(約9800万円)。

円安のレート換算でも、東京都心の物件の半額近くで最新設備を備えたドバイの高級物件を買える計算だ。

分割払いプランを利用すれば、成約時の支払いは物件価格の10%のみ。そこから3-9ヶ月ごとに10%ずつ支払い、完成時に残りの全額を支払う仕組みだ。このプランのメリットは、ローン金利がかからないことと、40%分の支払いを終えた時点で転売可能なこと。

SOBHAの担当者は「最近のドバイのマーケット推移から考えると、今5000万円台の部屋が来年には8000万円台に乗り、完成時には1億円を超えているはず」とアピールする。

2040年までに現在の330万人から580万人まで人口を増加させる「ドバイ都市マスタープラン2040」を掲げて、アジア、ヨーロッパ、アフリカをつなぐ経済、観光の中心としての飛躍を目指すドバイ。ドバイ不動産に投資するなら、今が絶好の機会かもしれない。

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健美家編集部(協力:大崎良子(おおさきりょうこ))

■ 主な経歴

全国紙、大手デベロッパー勤務を経て、不動産ライターに転身。
三代続く不動産投資好き。地方都市の一棟アパートや山林投資を主戦場にしてきた親世代と異なり、都心の区分マンションを中心に投資を続けている。
アメリカを中心に海外不動産にも造詣が深い。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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