ときには「億円」単位となる大きな買い物の不動産投資には、金融機関から融資を受ける「ローン」の活用が欠かせません。不動産投資では基本的に住宅ローンは使えず、「アパートローン」か「プロパーローン」を利用していくことになります。
1 住宅ローンは使えない
会社員などにおなじみのローンは住宅ローンですが、大前提として不動産投資には使うことはできないので注意が必要です。
住宅ローンはあくまで自分が住むために借りるローンで、その分、金利も安くなっています。後で紹介するアパートローンの金利がおおむね2%以上であるのに対し、住宅ローンは現状0%台から借りることができる場合もあります。
不動産投資では当然、返済金利が低いほうが家賃収益の利回りを上げることができるので、住宅ローンを使いたい誘惑に駆られる人が出てきます。
しかし、住宅ローンはあくまで自己居住の物件用として契約を結ぶので、投資物件の購入という目的の隠して借りれば、金融機関に対する詐欺になってしまいます。
もし投資用物件を購入したことが後で分かれば、残った借入額を一括返済するよう求められます。かなわなければ物件は競売にかけられ、それでも借入額が返済できなけ
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