これまで不動産投資を行うにあたって組むローンの種類や、ローンの返済以外に毎月かかるコストなどについて解説してきました。では、毎月しっかり収益を上げ、手元にお金を残す、つまり手残りを確保するには、ローンの返済額や費用をどれくらいに抑えればいいのか、説明していきたいと思います。
①返済比率は50%程度に
まず、ローンの返済はどれくらいにすればいいのでしょうか?少なからぬ不動産投資家が重視するのは、「返済比率」をなるべく抑えることです。「理想的な返済比率は50%程度」とする不動産投資家が多いようです。
返済比率とは、家賃収入に占めるローン返済額の割合です。たとえば、毎月の家賃収入が100万円で返済比率を50%にするなら、ローン返済額は50万円になります。家賃収入が200万円なら、ローン返済額は100万円です。もちろん、返済比率が50%より低ければ、その分、手残りが増えます。
②費用の目安は家賃収入の20%
次に、前回も説明した通り、不動産の賃貸経営を行っていく上では必ず費用が発生します。管理費や修繕費、税金などです。これらの費用は、おおむね家賃の20%程度と見積もっておきましょう。
もちろん、毎月、同じ
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