金融機関からの融資を取り付け、物件の購入がすめば、いよいよ「大家さん」デビューです。今回は、入居者を募集して見つけ、賃貸借契約を結ぶまでの大まかな流れを見てみたいと思います。
①入居者の募集
まずは入居者を募集しなければなりません。募集の業務は業者にお願いすることになります。
具体的には、物件の管理を行ってくれる管理会社を通じて不動産仲介会社に募集業務を行ってもらうケースや、物件オーナーみずから直接、不動産仲介会社に募集業務を頼むケースがあります。
業者に対しては、物件の間取りや面積、構造などの情報を渡します。物件の内側や外側の写真も渡しますが、実際には、業者に写真を撮ってもらうことが多いでしょう。
渡した物件の情報や写真のほか、家賃の額などを業者が不動産情報のポータルサイトや自社のサイトに載せ、入居者を募集します。
なお、不動産仲介会社に募集を頼む場合は、1社だけと「専任媒介契約」を結んで募集を頼む専任募集と、複数の会社と「一般媒介契約」を結んで頼む一般募集があります。
ただ、専任募集の場合でも、オーナーと直接契約を結んだ仲介会社だけで入居者を探すわけでなく、この会社が改めて、複数の不動産仲介会社
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