不動産投資における「出口戦略」で、最もオーソドックスな方法は「物件を収益物件として売却する」でした。今回は、物件をより高い価格で売るにはどうすれば良いかをみていきたいと思います。
大前提として考えるべきは、収益物件としての魅力を高めることです。収益が上がりそうだと買主が考えれば、その物件はより高く売れる可能性があります。
逆に、収益が上がりそうにないと買主が考えれば高い価格では売れないでしょうし、まったく買い手がつかない場合もありえます。
主なポイントとして考えられるのが、以下のようなものです。
①空室を減らし、できれば満室にする
物件の空室を減らし、できれば満室経営にしておくことが物件の魅力を高めるポイントの一つです。賃貸経営の収入は入居者からもらう家賃です。空室が多ければ、その分、収入が減りますから、収益性の低い物件だとみなされ、買い手が見つかりにくくなります。金融機関の融資がつくのも難しくなるでしょう。
不動産投資家が何をみて収益性を判断するかというと、重要な要素の一つが「利回り」です。
2020年10月21日配信の「『表面利回り、実質利回りって?』【初心者向け!不動産投資の基礎講座】物件を探
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