前回、不動産投資の「出口戦略」の主なパターンとして、①収益物件として売却する②更地にして売却する③買い手が自分で住むための物件として売却する④建て直すなどして新たに活用するを紹介しました。
その中で最も一般的と言えるのが「収益物件として売却する」です。どのようなタイミングで売却することを検討すればいいのか、主な例をみていきたいと思います。
①物件の価格が上昇しているとき
景気の好転や近所の大規模開発で物件の価格が上昇しているときは売却を検討していい時期です。それまで上げてきた家賃収入の総額もあわせて、売却による一定の利益が見込めるからです。
公益財団法人「東日本不動産流通機構」の今年1月の発表によると、2020年の首都圏での中古マンションの成約単価は1平方メートル当たり55.17万円(前年比3.2%上昇)で、この8年で44.5%上昇しました。
また、成約物件価格も3599万円(前年比4.6%上昇)で、1平方メートル当たり単価と同じく8年連続で上昇となっています。
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