今回は、「出口戦略」のうち最も一般的である「収益物件としての売却」にかかる費用を見ていきたいと思います。予想以上に支払わなければならないお金が多いので、注意が必要です。
主なものには、次のようなものがあります。
①仲介手数料
物件の売却を不動産業者が仲介してくれた場合、その業者に仲介手数料を支払う必要があります。
仲介手数料の上限の計算方法は、2020年12月22日配信の「物件を買うときかかる諸費用って?」【初心者向け買うときかかる諸費用って?】購入する2で紹介した、物件を買うときの計算方法と同じです。
仲介手数料は、物件価格のうち「200万円以下の部分」「200万円を超え400万円以下の部分」「400万円を超えた部分」に分けて計算しなければならないのでした。
ただし、400万円を超える物件の仲介手数料は「物件価格×3%+6万円+消費税」という数式で簡単に導き出せます。
たとえば、物件を2000万円で売却したとすると、仲介手数料の上限額は「2000万円×3%+6万円+消費税10%」で72.6万円になるのです。
これはあくまで上限額なので、業者によってはもっと低
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