GDPは生み出された価値あるモノ・サービスの合計額
「GDP増加=経済成長」「GDP減少=マイナス成長」
不動産投資の戦略を練っていく上で、景気の先行きを読む力は重要だ。景気が良くなれば会社が多く人を雇ったりして周辺の賃貸物件が埋まりやすくなるし、景気が悪くなればその逆となる。
金融機関による融資の金利は景気が良くなれば上がり、悪くなれば下がる傾向にある。「一歩先を行く投資家」になるためには、景気や経済の動向を理解し、投資環境を先読みすることが重要だ。
そこで、新聞やテレビニュースでよく出てくる代表的な経済統計の読み方を3回にわたって紹介したい。1回目の今回は、最重要の経済統計である「GDP(国内総生産)」だ。
GDPは、英語の「グロス(=総数)・ドメスティック(=国内の)・プロダクト(=生産)」の頭文字からとっている。日本語では「国内総生産」という。
GDPが何を示しているかというと、一定の期間のうちにある国の中で作り出した価値があるモノやサービスの金額の合計だ。
きわめて単純化すると、たとえば100円で売れたパン1個をつくるのに材料費や輸送費、店の従業員の人件費が80円かかったとすると、「10
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる