首都圏で日本を訪れる外国人観光客に人気のエリアといえば浅草に秋葉原、そして箱根である。芦ノ湖に箱根神社の鳥居、そして富士山の見える場所での撮影が人気を呼んでいるのである。
火山活動活発化の影響で出足が鈍っている日本人を尻目に好調な外国人観光客を意識してか、箱根では宿泊施設、入浴施設のリニューアル、再開発が進んでいる。
たとえば、藤田観光は60年の歴史を持つ箱根ホテル小涌園の営業を老朽化を理由に2018年1月に終了。現時点では跡地がどのように活用されるかについては発表されていないが、周辺では新施設が相次いで登場しており、隣接地には2015年に取得した蓬莱園がある。ここには高級宿泊施設開発が検討されていると言われ、となると小涌園跡地も一緒にということなのかもしれない。

同社は2016年3月に宿泊特化型旅館「美山楓林(みやまふうりん)」を開業、また国登録有形文化財建築物にも指定されている「貴賓館」と5月に「迎賓館」をそれぞれレストランとして開業しており、さらに2017年4月には新たな旗艦施設となる「箱根小涌園 天悠(てんゆう)」を開業する。
これは150全室に温泉
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