日本人の投資熱は海外の不動産にまで向かっている。景況感に明るい兆しが見えているのが支えになっている。アジア圏は、日本から近いこともあって人気だ。特にマレーシアは、海外不動産投資先の一つとして定番化している。
海外の不動産投資は、団塊世代が50歳を過ぎた2000年ごろから注目を浴び始めた。不動産会社が、定年まで10年を切った団塊世代の退職金などを当て込んだビジネスを展開。日本では手が出ない高級住宅が割安に手に入ると謳った。物件情報や購入機会が増したことが、団塊世代を含む一般消費者の購買意欲を刺激した。
海外の一等地で、専有面積100㎡のマンションが4000万円台で買えたりする。日本の都心一等地では、同様の規模の物件は億ションである。
ただ当初は、物件購入のニーズはほぼなく、賃借が主流だった。何も知らない国で住宅を買うより、まずは賃貸で住んでみてという発想だ。
しかし最近は、海外物件を購入してセカンドハウスとして使ったり、賃貸に出すのを目的に購入しているようだ。リスクを見極めながら海外に打って出る不動産投資家は少なくない。
また、国内の不動産マーケットが縮む見通しであることも相まって、アウトバウンド
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