横浜の新感覚ホテル。畳にベッド、暗さを活かした新奇なインテリアを見てきた

インテリアに興味を惹かれ、2018年8月に横浜馬車道に誕生した新しいホテルを見学してきた。横浜中心部は宿泊激戦区で多くのビジネスホテルが並ぶ。ほとんどのチェーン系ビジネスホテルが集まっていると言っても良い。

そこに新しく誕生したPROSTYLE旅館横浜馬車道は「旅館」を掲げ、和風を売りにしている。といっても和洋折衷。かつて西洋文化の窓口だった横浜を意識したものである。

では、具体的にどんな作りなのか。

大きな特徴はバリアフリーな1室を除き、入口で履物を脱ぐ旅館風の作り。室内は四角い畳敷でそこに低いベッドが置かれている。といってもここで使われている畳はかなり固く、表面をコーティングしたもので、縁もない。

そのため、ベッドが置かれていても違和感はない。広さのある部屋にはローテーブルに座椅子が置かれているが、こちらも同様だ。

もうひとつの特徴は抑えられた照明。コンセプトが「暗闇に佇み、五感を澄ます」というものだそうで、廊下、室内ともに薄暗い、大人な雰囲気になっており、内装もダークカラー。日本初のガス灯が灯った