コロナの感染予防のために、街も住宅もオフィスも変化を余儀なくされている。そんな中、近畿大学建築学部 宮部浩幸研究室、東北芸術工科大学デザイン工学部 馬場正尊研究室、(株)OpenAにより、「コロナ後の街・住宅・オフィス」を考えるオンラインゼミが立ち上がった。そこで考えられたコロナ後の街・住宅・オフィスとは、どのようなものだろうか。

近代化以降、街も住宅もオフィスも、仕事を会社ですることを前提に計画されてきた。前代未聞のウイルスの脅威を前に、その前提が変わりつつある。本研究グループでは、これは自分たちの暮らしをアップデートするチャンスになると考えている。
公園や歩道など、街の公共スペースの
使われ方が変わっていく
テレワークの広がりによって、家やその周辺で過ごす時間が多くなったことで、住んでいる街の昼間の魅力が重要に感じられるようなった。在宅ワークでも、ときにはランチででかけたいし、気分転換にジョギングもしたい。
「学生たちとアイデア出しをしてみると、お店や働く場所以外にも街には沢山の可能性が見えてきます。今まで居場所として使いこな
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