東京スリバチ学会の皆川典久氏に聞くシリーズ第3回は日本のみならず、世界に広がるスリバチネットワークについて伺う。
■名古屋からスタート、地元の人たちが活動
名称の通り、東京からスタートした東京スリバチ学会だが、今では日本はおろか、世界中にネットワークを広げている。最初にできたのが名古屋スリバチ学会である。
「2013年10月に名古屋で開かれたあいちトリエンナーレで「名古屋凸凹地形探索」をテーマにワークショップを行ったところ、それがきっかけとなって2014年4月名古屋スリバチ学会が立ちあがりました。名古屋に限らず、どの団体も地元の人が中心となって活動しており、書籍を出している人も多数います」。
その名古屋、というよりも濃尾平野はご存じの通り、非常に平坦。大垣市の辺りまでは低地が広がっているほどである。名古屋市内中心部で高台といえば名古屋城から熱田神宮までの熱田台地があり、その東側に千種、御器所、笠寺などの台地があるだけで、特に西側は大半が低地。中には0m以下という土地も
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