地球温暖化による気候変動が無視できない時代。南国のスコールのように日本でも天候の急変でゲリラ豪雨が珍しくなくなった。台風では、水と風のダブルで大きな被害を及ぼす。
2018年の西日本豪雨に続き、2019年には台風15号と19号、今年は熊本を中心とする九州地方で豪雨による河川の氾濫が発生するなど毎年のように被害をもたらしている。
国土交通省は8月21日、2019年に発生した水害の被害額が全国で約2兆1500億円に上ったとの暫定値も発表した。統計を始めた1961年以降で津波を除いての被害額としては過去最大を記録した。関東に大きな被害をもたらした昨年の台風15号、19号。房総半島を直撃し、観光地として人気の館山市、南房総市、鋸南町を襲い、その爪痕はいまだに深く残っている。
そこに今年は、新型コロナウイルスの世界的大流行により経済的な大打撃を受けている。日本でも緊急事態宣言で経済が停滞し、宣言解除後もその回復度合いは鈍い。
コロナ禍で一気に認知度が上がったテレワークも引き続き導入する会社が多く、その普及とともに働き方改革がいっそう進展するとの見立てを受けて、大都市部から郊外地域のセカンドハウス需要が増
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる