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コロナ禍で空き家激売れ。「家いちば」に聞く消費者の目が向く先

不動産投資全般/市況 ニュース

2020/09/14 配信

家いちばに掲載せれている物件例。最近では投資というカテゴリもある
家いちばに掲載せれている物件例。最近では投資というカテゴリもある

空き家が売れまくっている。空き家の掲示板としてメディアなどにも度々登場している「家いちば」では5月から8月までの4カ月、連続で最高収益を記録しているという。コロナ以前は月に10件弱の契約が、8月には19件とほぼ倍になってもいる。

「4月、5月でページビューが100万から150万と1.5倍に増加、現在も横ばい状態が続いており、関心の高さが分かります。かつ、家いちばは元々ネット中心。一般の不動産取引に比べてリモートで出来る部分が多く、場合によっては契約まで誰とも接触しないで済むことも。リモートの優位性が明らかにもなりました」と家いちばの藤木哲也氏。

買う人達はリモートワークを前提に都心から郊外の、広くて安く、かつ環境の良い物件を探している。たとえば静岡県熱海市にある500万円の物件には30人の購入希望者が集まったが、その人たちの買いたい理由にはリモートワークという単語が並ぶ。

都内勤務でリモートワーク継続が決まった男性は、日常的にはリモートで働くものの、東京へのアクセスが良く、日帰りも可能な熱海を希望。できれば眺望の良い家を探しているという。

神奈川在住の夫と子ども2人の4人家族の主婦はリモートワークを前提に自宅から遠くない郊外にもう一軒、拠点を持ちたいと申込み。海が好きというのも理由のひとつとか。

それ以外にも現在は海外に居住しているが、居住後はリモートワークになるはずだからと山梨県のリゾート物件を、東京のITエンジニアが東京にいる意味がなくなったからと大阪、関空近くの3階建てのビルを購入しようとするなど、地域の選択が従来よりぐんと自由になっていることが分かる。

以前より売買価格も上がった。

「これまで、家いちばでの売れ筋は100〜200万円。1000万円以上は高額物件と言っていますが、そうした取引が増え、今、平均価格は400〜500万円に。それもあって収益もアップしています」。

価格に応じて家の程度も異なる。100〜200万円だとそこに居住するためにはかなり手を入れる必要があるが、500万円以上になってくるとそのまま住める、手を入れるとしても軽微な手入れで済むようになる。つまり、かつては時間をかけて手を入れて遊びの拠点にしよう、いずれ住替えようという発想で買われていたものが、今ではすぐに住み始めたいという実需で買われているというわけである。

もうひとつ、コロナ前と違うのはかつては都心に居住、空き家を購入して、ある日、移住という流れだったのが、現在はリモートを前提にどちらにも住むというやり方。

「たとえば川崎在住、横浜勤務の方が週の半分はこちらで暮らしたいと韮崎の空き家を購入した例があります。韮崎なら会社までも2時間。週に1回くらいなら通えないでもないという考えでしょう」。

ただ、購入希望者は増えたものの、供給はそれほど増えておらず、現在は売り手市場。奪い合いになっており、なかなか買えない状況になりつつある。20万円で出ていた空き家に60万円のオファーがあり、さらにそれが上がりそうな気配すらあるとか。

投資的な買い方をする例も出ている。

「神奈川県内の斜面地にある総戸数20戸もないワンルームマンションで、管理会社が倒産、居住者が善意でそれを引き継いでいるものの、滞納があっても督促をしていなかったり、メンテナンスができていなかったりと不備も多々。買主である投資家さんには事情をお伝えし、止めたほうがとお伝えしたところ、元々の金額から3〜4割ほど値下げしてもらって購入されました」。

売り手には「金額はいくらでも買ってもらえるなら手放したほうが良いですよ」と伝えたそうだが、長い目で投資をするつもりならこれもありかと思ったという。

「現在管理をやっている方が亡くなられるなどした場合、管理不全になってしまう可能性が高く、それを考えると買った後で大変な目に遭うかもしれません。ですが、逆にそれを織り込んで周辺を買い取っていくという考え方もあります。

前所有者に金額にはこだわらずに手放したほうがとアドバイスしましたが、管理不全になり、電気が使えない状態に陥っていたりしたら、もっと下がる可能性もある。安くで購入し続け、全戸が自分のモノになったら、それを担保に融資を受けて再生するとしたらどうでしょう。

あるいはリゾートマンションでは各戸には価格が付かなくなっている物件でも全体で見ると実は積立金が数千万円積み上がっていることがあるとしたらどうでしょう。発想を変えると意外なところにチャンスがあるかもしれません」。

藤木氏は不動産の価格が安くなり、ある一定の臨界点に達すると逆にそれを利用しようとする、あるいは異なる発想で使う人が出るなど面白い変化が起きるという。これまでの常識と違うところで不動産の活用を考えると、新しい投資が生まれるかもしれない。

健美家編集部(協力:中川寛子)

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