東京オリンピックが終わると不動産価格は下げに転じる、不動産価格のピークは東京オリンピックの2、3年前まで、というような見方をする専門家が五輪開催決の2013年9月以降によく見られたがその見方は大きく外れている。コロナ禍で危ぶまれた五輪開催も1年延期して今年とりあえず行われたが、現在の不動産価格が落ち込む様子は見られない。
健美家でも11月18日に「不動産投資に関する意識調査」を発表しているが、投資用不動産価格は1年前よりも「価格が上昇している」との回答が69.2%となっている。「変動はない」(27.5%)を合わせると、96.7%が今の取引価格が高いと感じている。
しかし、その状況下でも今年4月以降に物件を購入した投資家の約半数が「現金で購入した」と回答しており、その割合は48.2%と過去最高となっている。手元資金が豊富な投資家が物件を買い集めている様子が窺える。
続くピーク状態、投資家は新規投資に積極姿勢
日本不動産研究所の調査を見ても投資意欲が健在であることが浮き彫りとなっている。同研究所が11月25日に公表した「不動産投資家調査(10月現在)」で今後1年間の投資に対する考え方を聞いているが
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健美家編集部(協力:
(わかまつのぶとし))