円安が急速に進んでいる。9月30日に円相場は1ドル=144円台後半に下落した。欧米のインフレがなかなか収まらず円売り・ドル買い優勢が続きそうだ。外国人にとっては、日本の不動産が安く買えるチャンスになっている。
日本の不動産は、アベノミクス以降、地価の上昇に伴い東京都心やその周辺のエリアも不動産価格が上昇してきた。不動産経済研究所の発表では、首都圏の新築マンションの平均価格は6000万円を超えており、8月の平均を見ると、東京23区では7905万円(前月比▲26.9%)と8000万円台に近い。日本人にとっては、給料が増えない中、物価高が襲いかかり、マンション購入を諦めざるを得ない状況である。
不動産経済研究所の発表を見ると、上がり過ぎた価格調整なのか、売れ行きが落ちているためなのか、この2カ月は続けて新築マンション価格が下がっている。
とはいえ、手が届きにくい現状は変わらない。もともと外国人にとって、世界の主要都市と比べて日本の不動産は安いと感じていたことを考えれば、日本の不動産価格が調整局面に入ればさらに買いやすさが増すことになる。円相場についても、今後150円台、160円台、なかには200円
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