昨年18.6%減で全国最悪だった宗右衛門町は1.6%減に
「心斎橋フロントビル」周辺は横ばいまで回復
全国でも下落率がワースト10にランクインしてきた大阪の繁華街ミナミの地価に〝反転攻勢〟の兆しが見えはじめた。
9月に発表された都道府県地価(基準地価)で、昨年ワースト10に入っていた商業地の3つの地点が、いずれも圏外となったのだ。大きな理由は、新型コロナウイルス禍が落ち着き、インバウンド(訪日外国人観光客)がもどる期待がつよまっていることだ。
近くではホテルの建設なども相次いでいる。宿泊や観光、飲食などがにぎわい、そこで働く人たちの賃貸ニーズもこれから強まっていくだろう。不動産投資の対象として、大阪を選択肢に加えてみればいかがだろうか。
昨年の地価下落率の大きさがワースト10となっていたのは次のとおりだ。
①【昨年の下落率が全国1位】
大阪市中央区宗右衛門町の「DEKA戎橋ビル」あたり。下落率は前年比18.5%だった。ことしはマイナス1.6%まで縮み、ワースト10の圏外となった。
このビルは道頓堀川に面し、観光名所の戎橋ちかくにある。川をはさんで斜め前には、若い
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