前回(6月3日掲載)は主にJ-REIT(ジェイリート)のメリットを書いた。簡単に振り返ると、J-REITとは投資家から集めた資金でマンションやオフィスビルなどの不動産を購入し、賃料収入や物件売却で得た利益を投資家に分配する金融商品だ。
メリットは、現物不動産に比べて手間がかからない、分配金利回りが株式投資よりも高め(収益の90%超を分配する仕組みの違いから)、小口資金から始められる、大規模大家の仲間になれる、換金しやすい、などだ。
では、J-REITのリスクは何か?
■価格の変動
J-REITの投資証券は証券取引所に上場されているため、刻一刻と取引価格が変動する。株式投資と同じく、元本や利回りが保証された金融商品ではない。
■金利の影響
J-REITは会社の形態をとっており、大型物件を購入する際には金融機関から借入する。個別のJ-REITによって違うが、借入割合はおよそ5割程度。そのため、金利が高くなると収益が悪化し、価格や分配金が低下する可能性がある。
また、金利上昇により他の金融商品の利回りが上がると、J-REITの分配金利回りが低く見えて価格が下落する場合がある。
■災害や経済状況などの影響
地震
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