融資の返済方法には「元利均等返済」と「元金均等返済」の2種類がある。
オーダーメイド型のプロパーローンの場合、この返済方法について選択できるケースが多いが、不動産投資家はどちらの返済方法を選択するのが最適であろうか。
今回の記事はこのテーマについて分析していきたい。
1.元利均等返済と元金均等返済の特徴
まず簡単に2つの返済方法について特徴を説明したい。
@元利均等返済
・毎月の返済額が一定である
・(元金均等に比べて)初期の残高の減少が遅い
・(元金均等に比べて)総支払金利が多い
A元金均等返済
・最初の返済額が多く、次第に減少していく
・借入残高が一定のペースで減少していく
・(元利均等に比べて)総支払利息が少ない
上記の通りどちらも一長一短の特徴があり、どちらかが圧倒的に優れているわけではないのがわかる。
2.不動産規模拡大期における最適解とは
上記で述べた通り返済方法の違いによりいくつかの違いが生じるが、「手元資金をいかに温存しておけるか」という観点は規模拡大において欠かすことは出来ないであろう。
基本的に、融資を通すためには一定の頭金割合が要求されることから、やはり融資承認の特効薬となるのは手元の資産を増や
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