8月に過去最低の0.9%まで低下した「フラット35」の金利に上昇傾向が見られる。住宅金融支援機構が10月3日に発表した、長期固定型の住宅ローン「フラット35」の10月の適用金利は、利用者のもっとも多い借入期間21〜35年(融資率9割以下)の最低金利が1.06%となり2カ月連続で上昇した。
■金利が上がった起因は長期国債利回りの上昇
「フラット35」は住宅金融支援機構が民間の金融機関と提携して取り扱っている全期間固定金利の住宅ローン。全期間固定型で借入時に返済額が確定するため、金利変動リスクを回避できる。
今年、2月の日銀のマイナス金利政策を受けて適用金利が急低下。8月には過去最低金利となった。これによって変動型ローンからの借り換えが相次いだという。
しかし、9月には借入期間21〜35年(融資率9割以下)の最低金利は1.02%、20年以下は0.96%となり、最低金利はいずれも3カ月ぶりに上昇した。
そして10月は借入期間21〜35年(融資率9割以下)の場合に、最低金利が1.06%となり、先月より0.04ポイント上がった。その理由は指標となる長期国債利回りの上昇を受けたため、といわれている。一方、返
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