大阪信用金庫が無担保住宅ローンを取り扱っている。居住地、勤務先や正規雇用以外は不可といった制限はあるが、低収入者（前年度税込み年収100万円以上）に対して無担保でお金を貸すというのは画期的だ。しかも保証人不要。融資金額は1,000万円まで。
さて、大阪市内では接道要件を満たしていない住宅や、単独で建替えのできない連棟長屋の一住戸などは、相当に低い価格で取引される事例が多い。担保価値が低く、住宅ローンが使えない場合が多いからだ。「低い価格」とはいえ数百万円はするわけで、それをポンと払える買い手は限られている。買い手が十分にいないので当然価格は安くなる。よってプロしか買い手がおらずに地上げの対象となることも多い。
しかし、建替え等に難があっても住むには十分という物件も多く、このような無担保ローンが普及すれば物件の流動性が高まる可能性が高い。
このローンは使い途が自宅の購入、新築、建替え等に限られ投資目的での利用はできないが、投資家としてみた場合のメリットもある。例えば、再建築不可の物件を安く仕入れ賃借人をつける。今迄であれば「賃借人付き利回り物件」としてしか選択肢は無かったが、このローンを紹介す
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