住宅金融支援機構は2017年3月29日、2017年4月の制度変更事項のひとつとして、「フラット35」が長期優良住宅を対象とした「アシューマブルローン」を導入することを発表した。
「アシューマブルローン」とは「債務承継型ローン」のひとつで、住宅の売買の際に、売り主と同じ融資条件で、買い主がその内容を引き継ぐことのできるローンを指す。
フラット35の金利は、2016年の8月に最低を記録。その後は、わずかながら上昇基調にあり、今後も上昇が続く可能性が高くなっている。同機構は、金利上昇時にも優良な中古住宅を流通させることを目的に、導入を決定したという。
同制度が導入されることにより、売主が借り入れた時の金利が、売却時よりも低い場合、買主は「通常よりも低金利で購入できる」というメリットを得られる。売り主からみても、低金利を付加価値として売却することが可能となる。
具体的には、売却金額が3000万円で、ローン残高が2000万円の場合、買い主が1000万円を売主に支払い、2000万円のローンを引き継ぐことになる。融資期間も金額と同じく、残りの期間をそのまま引き継ぐ。
引継ぎは1回限り。また、売主に支払う分の現
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