• 収益物件掲載募集
  • 不動産投資セミナー掲載募集
  • 収益物件 売却査定

3,089アクセス

スルガ銀行、2018年3月期決算の下方修正を発表!

融資/融資状況 ニュース

スルガ銀行は64日、「当社の業績に関する一部報道について」と題する文書を発表。その中で

「シェアハウス関連融資等の回収可能性については、現在、検討を行っており、20183月期決算における貸倒引当金の積み増しなど金額を精査中です。」

としていたが、66日、業績の下方修正を発表した。

それによると、連結純利益は698800万円と、前期比84%の大幅な減益になったとしている。

スクリーンショット 2018-06-13 8.22.37

同行は、515日の決算短信で、20183月期の連結純利益が前期比50.5%マイナスの2106500万円になったと発表していた。

今回の大幅な下方修正の理由について同行は、

「シェアハウス関連融資の回収可能性について、決算発表以降も継続的に検討を行い、シェアハウス関連融資に係る調査の状況等を踏まえ、シェアハウス関連融資の一部について、回収可能性を保守的に見積もった結果、約482500万円の貸倒引当金を追加計上することといたしました。

また、シェアハウス以外の投資用不動産関連融資についても、関係する不動産業者等の属性や長期サブリースなど、シェアハウスと類似のリスクの有無について慎重に検討を行い保守的に見積もった結果、貸倒引当金を約1552100万円追加計上することといたしました。」

と貸倒引当金を大幅に追加計上したためだとしている。

ここでの注目は、シェアハウス以外の不動産関連融資に対する貸倒引当金を大幅に追加計上している点であろう。

つまり、同行が決算発表後に精査していたのは、「かぼちゃの馬車」関連はもちろんであるが、その他の不動産関連融資案件であるということになる。その結果が、シェアハウス関連の3倍以上となる大幅な追加計上となったのだ。

更に貸倒引当金の追加計上の内容を細かく見ると、一般貸倒引当金が2026900万円の増加(内シェアハウス474600万円)、個別貸倒引当金が7800万円(すべてシェアハウス)となっている。

 なお法人税法では、貸倒引当金は個別評価金銭債権と一括評価金銭債権とに区分してそれぞれ繰入限度額を計算する。

個別評価金銭債権に係る貸倒引当金は、債務者ごとに回収不能見込額を計算して求める。これに対し一括評価金銭債権に係る貸倒引当金は、貸倒実績率(過去3年間の平均貸倒率)から求める。

 今回の下方修正が異例なのは、業績予想の下方修正などと違い、上場法人が確定した決算として公表した内容を修正したということ。

また、通常3月決算の法人は5月末までに法人税の確定申告も済ませているはずだが、同行の場合は今回の事態を予測して申告期限の延長の申請をしていたかは不明である(申告済であれば更正の請求となる)。

今後は、金融庁の立ち入り検査の結果、「かぼちゃの馬車」問題に対する同行の第3者委員会の調査結果などが公表されていくであろうが、同行が行った「シェアハウス以外の投資用不動産関連融資」についての関係する不動産業者等の属性などシェアハウスと類似のリスクの有無についての検討」内容にも注目が集まるのではないだろうか。

まだまだスルガ銀行からは目が離せないようだ。

健美家編集部

健美家サイト会員登録で最新コラムやニュースをチェック!

健美家不動産投資ニュース

ページの
トップへ