不動産投資家が新たに物件を購入する場合は、金融機関から融資を受けることがほとんどだ。それも、メガバンクではなく小回りがきいたり、地域の活性化の観点などから柔軟に対応する地銀や信用金庫・信用組合を利用するケースが実際は目立つ。
とはいえ、事業計画書を提出したのち、ローン審査が長引くというのはストレスだ。下手をすると、お宝物件を逃がしてしまう可能性すらある。
千葉県内の地銀が新たに取り組むプロジェクトは、こういった課題を少しは解消していくのかもしれない。ここでは、2行の事例を紹介しよう。
まずは、京葉銀行。なんと、10月からインターネットで申し込まれた住宅ローンの審査業務で提携作業を自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の活用を始めたという。
これまでは、仮審査に必要な顧客の個人情報は行員が手作業で審査システムに入力していて、1件当たりおよそ1時間はかかっていたが、入力作業の多くをRPAにより自動化することで、ほぼ半分に短縮。
これにより、顧客への審査結果の回答も最大で40分ほど短くなり、最速だと1時間もあればできるようになった。対象が住宅ローンなので収益物件の場合は話が異なる
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