青森銀とみちのく銀は2024年に合併へ
県内での貸出シェア7割の巨大銀行が誕生
地方銀行の統合や合併の動きが各地で加速度的に増えてきた。新型コロナウイルス感染拡大による経済の悪化などで経営環境が苦しいためで、後押しするのが、6月8日配信の「地銀の約半数36社が減益・赤字 政府の『30億円支援』で統合加速へ、不動産融資に追い風」で見た政府・日本銀行の支援策だ。
今回は最新の地銀統合の動きを見ていくが、今後、読者がお住まいの地域でも合併の動きがあれば不動産向け融資に有利になるだろう。
最近の地銀の統合や合併の動きは、北は青森県から南は九州・長崎県まで、全国各地に及んできた。
最近では同じ5月14日に2つの案件が発表されている。
その一つが、青森県に地盤を置く青森銀行とみちのく銀行による合併に向けた経営統合協議のスタートだ。まず2022年4月をめどに持ち株会社を設立し、24年4月の合併を目指すとしている。
青森銀とみちのく銀はもともと、同じ地域で張り合ってきた長年のライバルだ。得意とする貸出先も異なり、青森銀は老舗企業や自治体、みちのく銀行は個人やベンチ
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