内閣府、文部科学省、厚生労働省は「国家戦略特別区域における医学部新設に関する方針（案）」を東京圏国家戦略特別区域会議の成田市分科会に提出、了承された。現時点で事業主は決まっていないが、成田市分科会には、国際医療福祉大学と成田市が策定した「国際医療学園都市構想」がすでに提出されており、国際医療福祉大による医学部新設の可能性が高い。今後、この方針が分科会の上部組織である東京圏区域会議で了承され、さらに開設者の候補となる大学が整備条件を満たせば医学部新設は可能になる。
同方針では世界最高水準の国際医療拠点として医学部を新設するとしており、そのために以下、4つの方針を示している。
・一般の臨床医の養成・確保を主目的とする既存の医学部とは次元の異なる、際立った特徴を有する医学部とする
・教員や医師、看護師の確保を目的とした引き抜きなどにより、地域医療に支障を来さないようにし、東北地方の医学部新設への影響にも配慮する
・自律的な運営のための具体的な計画が立てられているなど、実現可能性が認められること
・定員数は世界最高水準の十分な教育環境が整えられ、教育の質が確保できるような適切な人数とする
また、既存医学部
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