不動産系投資を行う際、“エリア”は抜き差しならない要素。住宅ニーズや資産性の高さを考慮して場所を選ぶ必要がある。そして、こういった点と深く絡み合うのが公共交通機関のなかでも、とりわけ“鉄道路線”だろう。
ニワトリが先か卵が先かという議論はさておき……利便性の高い鉄道沿線には住宅街や商業拠点が開発され、人が集まり、さらに街は発展して、エリア自体の価値も高くなっていく。
付加価値の高いエリアは、こういったサイクルを過去から続け今日に至るわけだ。さらに、近年は都市開発や新線・新駅開発、あるいは既存路線の相互乗り入れに伴い、エリアのポテンシャルが急激に上昇するケースが出てきている。
過去を振り返ってみても、都心であればベイエリアや武蔵小杉の開発は街を様変わりさせ、いまではタワマンが建ち並ぶ人気のエリア。
需要が高まりすぎて、不動産価値が高騰したのは記憶に新しい。むしろいまは交通インフラが追い付かず、朝晩の通勤時は改札内外で渋滞が起きるほどだ。
鉄道に関しても、例えば都営大江戸線や副都心線の開通により、練馬区や埼玉エリアといった郊外へのアクセスは格段に良くなり、郊外で住宅
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