コロナ禍を通してあらためて認識されている居心地のよい「くらし」。それは、その地域で住まい、集う「ひと」のなかで、新たな価値や可能性が創造されて「暮らしやすさ」が醸成されることによって生み出されるものである。
国土交通省が、今年度に創設した「地域価値を共創する不動産業アワード」は、地域のさまざまな関係者と共創し、地域課題や社会課題の解決に取り組む不動産業者を表彰するもので、97件の応募があったという。
「アワード大賞」と「6つの部門の優秀賞」が選定され、また地域づくりやコミュニティづくりに貢献してきた優れた取り組みにも特別賞が選定された。その中から大賞、優秀賞を中心にピックアップして、その中身をご紹介する。
アワード大賞の評価は”地域への共感”
そして”資金調達を考えての投資”
アワード大賞を受賞したのは、(株)エンジョイワークス(神奈川県鎌倉市・逗子市・葉山町)の「共感投資プラットフォーム”ハロー!RENOVATION“を活用した空き家・遊休不動産の再生」。
選定理由として、地域における関係者を早い段階から事業に巻き込んでいること、空き家を活用する事業者等
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執筆:
(おのあむすでんみちこ)