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お宝の激安物件%且曹フチャンス 政府、「空き家バンク」活用へ調査 2020年度予算案 

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健美家不動産投資ニュース

奈良・大和郡山市は昨年12月に設立
定住・移住や新規のビジネス求める

売りに出されている空き家の情報を載せた自治体の「空き家バンク」の活用促進に向け、政府が動き出す。

昨12月に決定した政府の2020年度予算案には、空き家バンクにどんな情報を載せれば空き家のより盛んな売買につながるのか、調査するための経費を盛り込んだ。

インターネットで各自治体の空き家バンクをのぞいてみると、数百万円程度の激安¥Z宅がゴロゴロしており、お宝物件が眠っている可能性がある。政府の動きをきっかけに、空き家バンクを新たな投資ツールの一つに加えみてはどうだろう。

奈良県大和郡山市の空き家バンクの仕組みイメージ(同ホームページから)
奈良県大和郡山市の空き家バンクの仕組みイメージ(同ホームページから)

「定住・移住や新たなビジネスを希望される方が利活用できる物件情報を検索できるよう、空き家バンクを設置し、情報を相互に交換するお手伝いをしています。そのような物件をお持ちの方、お探しの方は、ご活用ください」

ネット上でこうアピールするのは、昨年12月に空き家バンクを作った「平和のシンボル、金魚が泳ぐ城下町」奈良県大和郡山市だ。同市の空き家バンクはNPO法人空き家コンシェルジュに委託して運営。空き家を売ったり貸したりしたい人が登録した情報を、空き家バンクのホームページ上で公開している。

ただ残念ながら、今年1月に入っても、空き家バンクに登録された物件はない状況だ。市は空き家バンクを使ってもらうため、1月27日には空き家オーナー向けの相談会を開くと発表した。

離島で200万円の戸建て住宅も
価格、建ぺい率など物件概要を記載

ほかの自治体の空き家バンクも基本的に同じ仕組みだ。空き家バンクはネットで簡単に探すことができる。たとえば無作為に、千葉県銚子市の空き家バンクをみてみると、地図上にも場所が示され紹介されている物件は、売却用が3件、賃貸用が2件だ(1月18日現在)。

ためしに「登録番号21 本城町」と書かれた項目をクリックすると、物件の詳しい情報が書かれたページに飛ぶ。

中古戸建て住宅の外観写真と間取り図が書かれたカラーのページがあらわれ、物件概要が記されている。具体的には、「価格=560万円」「手数料=24万6240円」「物件種目=中古住宅」「建物種別・構造=木造2階建て」「間取り=5LDK」などだ。

用途地域の種類や建ぺい率、容積率、土地面積や建物面積、電気やガス、水道に関する説明、最寄り駅からの距離なども、細かく記されている。

空き家は、激安で手に入る可能性が高い
空き家は、激安で手に入る可能性が高い

目を西日本に転じて、たとえば山口県萩市の「空き家バンク」を見てみよう。多くの物件が登録されており、中から「物件番号1―038」をクリックしてみる。離島の平屋住宅で、1930(昭和5)年5月の建築、金額は200万円でプロパンガス、トイレなし。交通の便は定期船となっている。一緒に、風光明媚な景色の写真も載っており、うまく改修を加えれば、観光客向け物件として活用できるかもしれない。

空き家は全国で846万戸、過去最高
景観悪化などで住宅価格が下落も

少子高齢化や地方からの人口流出を背景に、空き家は全国でどんどん増えている。政府の調べによると、空き家は18年時点で846万戸、全ての家に占める空き家の比率(空き家率)は13.55%となり、いずれも過去最高を更新した。

自治体が空き家バンクを作り、空き家の買い手を見つけようとしているのは、空き家をほうっておけば、さまざまな問題が出てくる恐れがあるからだ。倒壊の危険性が高まったり景観が悪くなったり、犯罪の温床になったりし、その結果、周辺の住宅価格の値崩れにつながる恐れがある。

自治体はこうした危険性を避けると同時に、若い世代を呼び込んで定住してもらい、人口減や過疎化を食い止め、地域を活性化させたいと考えている。

総務省の資料から。全国の空き家数は増え続けている
総務省の資料から。全国の空き家数は増え続けている

ただ、政府関係者によると、「自治体が運営する空き家バンクは、あまり活用が進んでいない」という。空き家バンクの情報提供には、どうすれば不動産関係の業者や投資家に買ってもらい、市場の流通に乗せるかという観点がないからだ。

全国で空き家の活用を促したい政府としては、これでは困る。そこで20年度予算に必要な経費を盛り込んで乗り出すのが、どんな情報を空き家バンクに載せればいいかの調査だ。現時点で載せられている物件概要の情報以外に、どんな情報を載せれば不動産業者らにアピールできるか、サンプル調査の形で調べていくのだという。

政府の調査がうまく進み、その結果を踏まえて空き家バンクにより役立つ情報が載るようになれば、不動産投資家にとっても、空き家バンクはより使い勝手が良く、利用価値あるものになる。空き家バンクを作る自治体は、もっと増えるだろう。

逆に、あまり注目されていない今の空き家バンクには、お宝物件≠ェ眠っている可能性もある。キャッシュで激安で購入し、リフォームして貸し出せれば、高い利回りで収益を上げられる。同時に、自治体が目的としている地域活性化に役立つ「社会貢献」にもなりそうだ。

取材・文 小田切隆

【プロフィール】 経済ジャーナリスト。長年、政府機関や中央省庁、民間企業など、幅広い分野で取材に携わる。ニュースサイト「マネー現代」(講談社)、経済誌「月刊経理ウーマン」(研修出版)「近代セールス」(近代セールス社)などで記事を執筆・連載。

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