築年数の経ったアパート、空き家など所有者宛てに「所有している不動産について近隣住人から苦情が来ています。老朽化した建物は倒壊のおそれがあり火災の被害も甚大です。近隣に被害を及ぼした場合は所有者が責任を負います。対応していただけない場合はしかるべき対処をさせていただきますので必ずご連絡ください」などと書いたはがきが大量に送られる事件が起き、東京都、練馬区、板橋区などが注意を呼び掛けている。
この事件は渋谷区の不動産会社によるもので、はがきに驚いて連絡を取った人によると、行政と連携している事業であるかのような説明があったとか。
今回はハガキや電話連絡後の説明に不審を抱いた人が都の相談窓口に連絡したことから発覚、大きな事件にはならなかったが、もし、言われるままになっていたら、管理と称して多額の費用を要求されたり、売却を迫られるなど悪質な展開に至った可能性もありうる。
空き家問題が話題になっているタイミングだけに似たような事案が発生することは十分考えられる。該当するような物件所有者はご注意を。
健美家編集部(協力・中川寛子)