倉敷駅徒歩5分の場所に
大規模施設を建設

JR倉敷駅南口から200 m徒歩5分のエリアで、総工費1億円以上の大規模再開発事業が進行中だ。
2018年に再開発組合の設立が認可されており、2021年6月に建物が完成する予定。
開発エリアは2街区に分かれており、1街区は7階建て・2街区は10階建てで、建築面積は合計で8,375u、延床面積の合計は約30,000uとなる。

1街区は建物が1棟で1〜2階に商業施設が入り、3〜7階はホテルが入る予定。2街区は3棟に分かれており、商業施設棟・駐車場棟・マンションで構成されている。
商業施設棟は3フロアで駐車場棟は8フロア、マンションは9フロアとなる。
施設名はすでに「あちてらす倉敷」に決定しており、テナントも決まり始めている状況だ。


倉敷駅は県の産業を支える
水島コンビナートの玄関口
倉敷駅は岡山県の県庁所在地である岡山駅からJR山陽本線で4駅目にあたる。
倉敷市は重化学工業や繊維工業などが盛んな都市であり、市の南部には水島コンビナートがある。
水島コンビナートには三菱自動車工業や旭化成に加え、エネオスなど、日本を代表する多数の企業が工場を設けている。
岡山県全体の製造業出荷額のうち、水島コンビナートによるものは50%以上を占めており、水島コンビナートは岡山県の産業を支えていると言っても過言ではない。
韓国や中国といったアジア圏への輸出に関しても、水島コンビナートは重要な役割を果たしている。輸出品目の中心となっているのは、鉄鋼や化学薬品などだ。
なお、水島コンビナートは、日本を代表する重化学工業のコンビナートとして知られているだけではなく、民間団体から「夜景100選」に選ばれるなど観光スポットとしても有名だ。

また、繊維工業についても、倉敷市内には「ジーンズミュージアム」があり、こちらも市内の観光スポットになっている。
倉敷市の人口は
直近3年間で微減の状況
倉敷市の人口推移を見ると、直近3年間で微減の状況だ。

※参照:倉敷市役所
2015年までは0.1%〜0.3%程度人口が増加していたものの、2016年には頭打ちとなり、2018年からは徐々に人口が減少している。
ミクロのエリア別人口推移を見ると、市の北東にあたる倉敷エリアでは人口増加が続いているが、水島エリアでは年ごとに微増と微減を繰り返している。

※引用:倉敷市公式観光サイト
減少数が多いのは、市の北西で山間部に面する真備町などのエリアだ。しかし、真備町などはもともとの人口が20,000人前後と多くないので、そもそも投資に適したエリアではないと言える。
倉敷市で投資エリアを選ぶとすれば、倉敷駅の中心など都心がおすすめだ。
倉敷エリアでは、直近10年間で11,000人ほど人口が増えており、2019年に人口20万人を超えた。
直近10年間の人口増加率は0.3%〜約1.2%と高いわけではないが、人口が減少した年はない。
駅前の再開発も人口増加に寄与することが期待されており、倉敷エリアは地方都市の中でも将来有望な選択肢と言えるだろう。
取材・文:秦 創平
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