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広島県の中でも特に人口が増加中の東広島市西条で、ショッピングモール「ゆめモール西条」がオープン予定。

都市計画・再開発(地域情報)/広島/中国・四国 ニュース

2022/07/20 配信

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今年秋に
オープンの予定

広島に本社を置く地場流通大手の株式会社イズミは、東広島市で新店舗の「ゆめモール西条(仮称)」を、今年秋にオープンすると発表した。

イズミは広島市内に本社を置いて、中国・四国・九州エリアにゆめタウン・ゆめモールなどの総合スーパーマーケットやショッピングモールを展開している流通業の大手地方企業だ。

店舗数は今年4月末までの時点で195店舗(グループ連結店舗数)となっている。

ゆめモール下関
既存店舗のゆめモール下関。ゆめモールのコンセプトは「地域の新たな生活拠点作り」だ。

※引用:株式会社イズミ

今回オープンするゆめモール西条(仮称)は、イズミが運営する食品スーパーの「ゆめマート」を中心として、ホームセンターやレストラン、家電量販店などを集約したショッピングモールになる予定だという。

現在予定されている専門店の店舗数は30店舗だ。なお、敷地面積は約96,700㎡で、駐車場が約1,480台・駐輪場が約300台分設けられる。

JR山陽本線の西条駅周辺では、商業施設というとロードサイドの店舗が中心的だが、ゆめモール西条(仮称)は比較的大きな商業施設になる見込みだ。

建設地は東広島市内を南北に貫く国道375号線沿いに位置しており、西条駅や山陽自動車道の西条インターチェンジなどが近い。

駐車場数の多さから車での来店が想定されていると思われるが、周辺から車でのアクセスはかなり良好な立地だ。

新規出店の背景には
若い世代を中心とした人口増加が

イズミが東広島市内に店舗を出店するのは今回が初めてではない。

ゆめモール西条(仮称)の建設地から約1キロの位置には1990年に開業したゆめタウン東広島店がある。

イズミが既存店舗からそれほど離れていない位置に新規出店を決めた理由は、東広島市では若い世代を中心として人口が増えており、さらなる発展が見込めるエリアだからだという。

実際に東広島市が公表している統計を参照すると、東広島市の中でも西条地区では順調に人口が増加中だ。

西条地区の人口推移
西条地区における2019年までの人口推移。地方都市でありながら、順調に右肩上がりで推移していることがわかる。

※参照:東広島市

ちなみに、グラフでは2019年までの人口としているが、現在最新のデータとなる2022年6月の統計で西条町の総人口は82,448人となっており、約3年で4,000人近くもの人口が増えていることがわかる。

例えばJRの西条駅は広島駅から高速道路で約30分・電車で約40分の距離にあり、決して広島市から近くもない。

大阪や名古屋などの大都市でもないのに、コロナ禍を経てもなお年間1,000人単位の人口増加を続ける西条地区は、めずらしい地方都市と言えるのではないだろうか。

また、イズミが見込んでいる通り、西条地区では若年世代となる20代~30代の人口が多い。

西条地区の年齢別人口分布
2019年3月末時点の年代別人口分布。地方都市にしてはめずらしく50代以上が少ない。

※引用:東広島市

40代の人口が多い点は、他の地方都市と比較してもあまり変わらないと言える。

しかし、20代の人口が40代以上と同じくらい多い地方都市はなかなか見かけない。

西条駅の近くには大学生・大学院生合わせて13,000人以上(2021年5月時点)の学生を擁する広島大学がある。

20代前半の人口が多いのは大学があるからとも言えるだろうが、30代も決して少ないわけではない。西条は今後の発展が楽しみなエリアであると言えるだろう。

ちなみに、西条では日本酒の製造が盛んであり、京都の伏見・神戸の灘と並んで日本酒の三大産地と称されている。

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西条にある酒蔵通りの様子。古い時代を感じさせるような建物が並んでいる。

7月15日には酒蔵をモチーフとした「道の駅西条のん太の酒蔵」がオープンしており、プレオープン期間には多くの人が集まった。

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公式ホームページによると、新しい道の駅は中国・四国地方において最大級の規模であり、7月12日~14日のプレオープン期間は連日盛況だったという。

※引用:道の駅西条のん太の酒蔵

今後、観光都市としての発展も期待できる東広島で、若年層向けの物件を探してみるのも良いのではないだろうか。

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取材・文:秦創平(はたそうへい)

https://writing-portfolio.com/

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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