札幌に初めて来た人が驚くのが、札幌駅から大通り方面につながる札幌地下歩道空間、通称チカホの便利さ。このチカホがあるおかげで、札幌市民は雨の日も雪の日も、快適に札幌駅と大通り、そしてその先にあるすすきの駅やバスセンター駅までの間を徒歩で移動することができる。
開通は2011年3月。やや古いデータだが、地上と地下を合わせた歩行者通行量は2015年の平日で1日当たり約8万5000人で、開通前の10年(約3万7000人)より約2・3倍に増えた。チカホが札幌市の活性化に一役買っているのは間違いないといえるだろう。
このチカホに関するニュースが、平成28年12月31日の北海道新聞朝刊に掲載された。表題は、「札幌市が新地下歩道を検討 東豊線沿いススキノまで、ループ化も」。記事によれば、延伸が検討されているのは、①西2丁目線地下の北1―北3の約260メートル②JR札幌駅北口周辺の約300メートル③地下鉄南北線すすきの駅、東豊線豊水すすきの駅周辺の約420メートル。
この新しい地下通路を並行する札幌駅前通の地下とつなげれば、1周約3.8キロの地下歩行空間のループ(環状)化が完成することになる。
新しく地下道が通
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