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札幌の副都心「新さっぽろ」で大規模再開発進行中!商業施設・ホテル・病院・大学を有するコンパクトシティを目指す

都市計画・再開発(地域情報)/札幌/北海道 ニュース

2022/05/13 配信

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「G街区」「I街区」の2つのエリアで再開発が進行中。「G街区」には札幌学院大学、札幌看護医療専門学校を誘致する(大和ハウス工業リリースより)

「本当に住みやすい街大賞第1位」!人気の街
「新さっぽろ」で進む東京ドーム1個分の再開発

札幌駅からJRで約11㎞の場所に位置する「新さっぽろ」。JR千歳線「新札幌駅」、札幌市営地下鉄東西線「新さっぽろ駅」の2駅が利用でき、JR快速エアポートで「札幌駅」まで約9分。

新千歳空港がある「新千歳空港駅」までも約24分でアクセスできる便利な立地にあり、駅直結の「新さっぽろサンピアザ・duo」「イオン 新さっぽろ店」などの商業施設も充実する、人気の街だ。

自然の多さ・札幌中心街へのアクセスの良さ、生活利便性の高さとのバランスが評価され、「本当に住みやすい街大賞2021in北海道」(アルヒ株式会社)では堂々1位に輝いた「新さっぽろ」。この街で現在、大規模な再開発プロジェクトが進行している。

その名称は「新さっぽろG・I街区開発」。開発総敷地面積は東京ドーム1個分にあたる約55,700㎡、所在地は札幌市厚別区厚別中央一条5丁目493-27(G街区)、札幌市厚別区厚別中央一条6丁目493-12他(I街区)。総事業費約500億円という一大プロジェクトだ。

キャプチャ5
開発はI街区、G街区の2つの街区で進行している(新さっぽろ駅周辺地区地区計画概要版より)

事業者である大和ハウス工業のリリースによると、G街区では2021年に産業技術学園(看護医療系学科)、札幌学院大学(社会科学系学部学科・心理学部・大学院)が竣工済み。

そしてI街区には地上30階建て、220戸の分譲マンション「プレミストタワー新さっぽろ」やホテル「ラ・ジェント・ステイ」、商業施設「BIVI」。

そして、「さっぽろ脳神経外科病院(メディカルA)」、「医療法人新札幌整形外科病院(メディカルB)」、「医療法人記念塔病院(メディカルC)」、「大和ハウス工業株式会社(メディカルD)」の医療施設4棟が建設される予定となっている。

キャプチャ2
I街区完成予想図。医療施設、タワーマンション、商業施設、ホテルがアクティブリンクで結ばれる計画となっている(大和ハウス工業ホームページより)

また、「BIVI」前の広場は人々の憩いの場所となる「アクティブガーデン」になるとのこと。低炭素で災害に強い街を目指す「エネルギーセンター」も設置され、交流の拠点として様々なイベントや催し物が開かれ、地域住民の憩いの場となる予定だという。

なお、I街区では、季節や天気に左右されること無く各施設を行き来できるよう、タワーマンション、駅、商業施設、医療施設、ホテルを1周160?の「アクティブリンク(空中歩廊)」で接続し、JR「新札幌駅」北側とつなげることにより、歩行者の利便性を向上させる計画だそう。

「アクティブリンク」はガラス張りの開放的なつくりとなっており、その近未来的なデザインが注目を集めている。

キャプチャ3
「アクティブリンク」完成予想図。ガラス張りの回廊がそれぞれの施設を結び、回遊性アップを目指す(大和ハウス工業ホームページより)
キャプチャ4
「商業施設の前には緑豊かな「アクティブガーデン」が登場する(大和ハウス工業ホームページより)

今年5月には、この「アクティブリンク」と4つの医療施設が竣工し、7月には他にさきがけて開業する予定。これに続いて、2023年4月にはホテルと商業施設がオープンする予定となっている。

本プロジェクトにより、大きく様変わりする「新さっぽろ」の街。札幌に続く第二の都市として、今後の成長に大いに期待したい。

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健美家編集部(協力:斎藤一美)

■ 主な経歴

ファイナンシャル・プランナー(AFP)。
大手情報誌出版社にて金融情報誌のデスク業務やWEBメディアの立ち上げ・運営・メンバー育成業務などに携わった後、2007年にフリーの編集者・ライターとして独立。
現在は金融・不動産・保険分野を中心に、雑誌やWEBメディア、社内報などで執筆・編集を行うほか、金融初心者をターゲットとしたメディアアドバイス業務なども行っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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