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JR北海道が社宅跡地を活用して新しい街づくりをスタート、札幌の隣駅『桑園』で高まる期待感

都市計画・再開発(地域情報)/札幌/北海道 ニュース

2023/01/12 配信

▲桑園駅
▲JR『桑園』駅。雪が溶ければ札幌駅周辺まで徒歩約20分で移動できる(以下、掲載写真はすべて2022年12月撮影)

北海道新幹線の延伸開通が予定され、2030年度には遂に高速鉄道レールで東京から直結することになる『札幌』。現在、札幌駅周辺では新幹線新駅の開業を見据えて大規模な再開発が同時多発的に進められている。

すでに“タワマンの街”と化した『苗穂(なえぼ)』や、鉄道ネットワークの結節点である『琴似(ことに)』などJR沿線の街の再開発が関心を集めているが、中でも急激に期待値が高まっているのは札幌の隣駅である『桑園(そうえん)』エリアだ。

▲路線図
▲『桑園(そうえん)』は札幌駅からわずか1駅3分。時間帯によっては『新千歳空港』まで乗り換えなしで直行する函館本線を利用でき、文句なしの“札幌都心立地”に位置する
▲駅前ロータリー
▲『桑園』の地名は、旧庄内藩士が明治8年に桑畑を開墾し養蚕業で発展したことに由来。 明治の終わりから宅地開発が進められ、ここ数年でロータリー周辺に多くの大規模マンションが林立。札幌市民病院、札幌市中央卸売市場、札幌競馬場などの公共施設も集積している

都心ながら「地下鉄が使えないこと」がネックに
「ビッグターミナル札幌の隣駅」「空港からも直結」「公共施設が集まる街」と聞けば、それだけでエリアポテンシャルの高さが感じられるが、実は意外にもこれまで『桑園』エリアの住まいニーズはあまり高くはなかった。なぜなら雪国・札幌で暮らす人たちにとって「地下鉄が使えない駅」は大きな減点ポイントとなるからだ。

真冬のJR沿線は、雪の影響による運行遅延が多くなるほか、何といっても駅やホームが極寒となるため電車の待ち時間が辛い。その点、地下鉄なら電車の遅れも無く、駅やホームが地下に潜っているので暖かだ。

また、札幌中心街の主なエリアは地下道でつながっており、滑りやすい地上の雪道を歩くことなく安心して移動できる。そのため、札幌住民の間では“住むなら絶対に地下鉄駅の近くがいい”という声が多いのだ。

JR北海道の桑園社宅跡地で再開発
札幌に近いのに、地下鉄が使えない駅──そんな『桑園』が改めて地元の注目を集めるようになったのは、2022年春。JR北海道肝いりの『桑園社宅用地開発計画』が正式に発表されたことがきっかけだった。

もともと桑園一帯には築50年を超えるJR北海道の社宅群があり、近年は建物の老朽化が課題となっていた。

空室率はなんと約4割。せっかくポテンシャルの高いエリアにありながら、入居者が埋まらない社宅を放置しておくのはあまりにももったいない。そこでJR北海道は「JR沿線価値の維持・向上とまちづくりへの貢献」を目的として、桑園地区の再開発を発表した。

▲社宅
▲JR北海道の社宅群が広がるのは北10西18交差点を中心とした約3515坪(約1万1600㎡)のエリア。※JR北海道「桑園社宅用地の開発計画と賃貸マンションの新規ブランド展開について」より引用
▲イオン
▲桑園駅前には『イオン札幌桑園店』などの大型商業施設が集まっているが・・・
▲交差点
▲駅から5分ほど歩き、JR北海道の社宅が集まる北10西18交差点付近にさしかかると、駅前からの商業ネットワークが途絶えて少々寂しい雰囲気が漂う

2027年度までに225戸の分譲・賃貸を供給予定
桑園社宅の跡地には、JR北海道の賃貸住宅ブランド『Junord(ジュノール)』の11階建て2棟が2023年度末完成予定。さらに、10階建て賃貸マンションと11階建て2棟の分譲マンションが2027年度以降完成予定となっており、総戸数200戸超の住戸が供給されることになる。また、街区内にはJR北海道が運営する生鮮市場などの商業施設が設けられる計画だという。

▲計画
▲JR北海道「桑園社宅用地の開発計画と賃貸マンションの新規ブランド展開について」より引用
▲社宅
▲現在のところ工事が着手された気配はないが、2027年にはこのエリアに新たな分譲マンション・賃貸マンション・商業施設が誕生し、風景がガラリと変わることになる。新しい建物が増えれば周辺の歩道にロードヒーティングが設置され、雪の日でも歩きやすいまちとなる

“桑園=地下鉄が使えない駅”であることに変わりはないが、街の景観やロードヒーティングなどの機能が更新されることで、本来の街のポテンシャルが「正しく評価されるようになる」と考えると大きな期待が持てる。

また、既に開発が飽和状態にあり不動産価格高騰中の札幌駅周辺と比べると、今のところリーズナブルに感じられる点もこのエリアの魅力だ。

こうした『桑園』の街の変化に注目しながら、投機を狙ってみてはいかがだろうか?

▲札幌
▲札幌市の住宅地・商業地の全用途変動率は前年比4.1ポイント増の10.5%で10年連続上昇中(2022年7月北海道地価調査)。コロナ規制緩和によるインバウンド需要の復活の影響もあり、札幌の不動産はまだまだ右肩上がりで成長を続けそうだ

健美家編集部

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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