さる4月29日、国内最大級の鉄道博物館「京都鉄道博物館」が京都市下京区にオープンした。オープン日は早朝から約2,000人が列を作り、予定より10分早い開館とする盛況ぶりであった。初日の来館者数は約14,300人と発表されている。
この「京都鉄道博物館」は蒸気機関車専門の「梅小路蒸気機関車館」を大規模に改装したもので、大阪市のJR「弁天町」駅隣接にあり2014年に閉館した「交通科学博物館」の展示・資料も引き継いでいる施設である。
ともに今はない「交通科学博物館」と「梅小路蒸気機関車館」は、そもそも「地味な施設」であり「地元(及び一部のファン)に愛される施設」という呼び方が似つかわしい施設であった。それが今回のリニューアルで広域集客施設となり、JR「京都」駅北西部が大きく変わろうとしている。
「梅小路蒸気機関車館」の営業期間は43年間。その間の累計入館者数は849万人。年間20万人弱の人が来館した計算になる。一方、新しくオープンした「京都鉄道博物館」は、運営するJR西日本の発表によれば初年度に120万〜130万人の来館をめざしている。過去平均のざっと6〜7倍の集客を目標にしているというわけだ。
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