
JR関西線「奈良」駅〜「郡山」駅間の新駅構想で、建設予定地が奈良市八条付近に決定した。両駅間(約4.8km)の「奈良」駅から約1.8km南西の奈良市八条付近で、現在工事中である京奈和道・大和北道路(仮称)の奈良インターチェンジ(IC)近くとなる。
奈良県はこの新駅予定地などが盛り込まれた「都市計画」を2015年11月に決定しており、供用が開始されるのは平成30年代の予定。JR西日本や奈良市と連携しながら新駅周辺のまちづくり設計を本格化させる方針だ。
新駅建設予定地である八条付近は、当然ながら、JR「奈良」駅、JR「郡山」駅のどちらからも距離が離れており、西側エリアを南北に走る近鉄橿原線「西ノ京」駅からも2km以上離れている。いわゆる「陸の孤島」的エリア。周囲に住む人にとっては新駅ができることによる恩恵は大きいであろうが、さらなる波及効果が見込まれるかというと疑問である。
奈良市八条周辺は、奈良時代から平安時代には東大寺や興福寺と並ぶ大寺であったとされる大安寺などの歴史遺産もあるが、そのような「コンテンツ」
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