1926年開業の老舗ホテル「宝塚ホテル」の移転が、6月14日大阪市内でに行われた阪急阪神ホールディングスの株主総会で発表された。
宝塚ホテルは、明治から昭和初期にかけての「阪神間モダニズム」と言われた時代を代表するレトロな建物で、約1.1万平米の敷地に129の客室や11のレストランやバー、12のバンケットなどがある。宝塚歌劇団とのタイアッププランなどもあり、地元でとても人気の高い、ある種、憧れのホテルである。
移転先は、昨年にも一度報道されたことがあったが、宝塚大劇場西駐車場。現在地は阪急宝塚線「宝塚南口」駅の駅前であるが、移転後は一駅北側の「宝塚」駅が最寄りとなる。ホテルの建設は2018年4月上旬ごろの着手を予定しており、新ホテルは1階と2階に宴会場やレストランが入り、3~5階が客室となる予定だ。
宝塚市は、宝塚歌劇のきらびやかで洗練されたイメージと重なり、住みたい街ランキングなどにもよく顔を出す。名前の持つイメージは大変良いのだが、不動産投資の対象として「投資しても安心」と太鼓判は押し難い。
宝塚市は環境がよく住みやすい。中心部は、ターミナル駅として阪急宝塚線「宝塚」駅、JR福知山線「宝塚
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