JR西日本は8月12日、JR嵯峨野線の「梅小路新駅」のデザイン概要などを決定したと発表した。
新駅舎の基本コンセプトは「梅小路公園および京都市西部地区の玄関口として、鉄道を意識していただきつつ、地域との連携を育むデザイン」という。どうもわかりにくい。
具体的には『京都の町並みの「縦格子・縦縞」、京友禅の反物の「縦長矩形」、工芸品に用いられる「梅柄(光琳梅)」を引用』『公園と調和し、地域のシンボルとなるように、ホームの外壁や入口部を曲面として、京都らしい色彩計画』となるとのことだ。
2015年にJR西日本と京都市の間で基本合意が結ばれたJR嵯峨野線「京都」駅~「丹波口」駅間の新駅。JR嵯峨野線と七条通が交差する梅小路公園北側隣接に2019年春開業予定とすでに発表されていたが、2016年9月にいよいよ着工となる。デザインテイストもさることながら注目したい点はコンセプトに含まれている二つのキーワード「京都市西部地区の玄関口」だ。
JR嵯峨野線は、つい10年ほど前まで、語弊を恐れず言えば「冴えない路線」であった。嵐山や亀岡へと続く同線は観光路線でしかなく通勤通学などの日常利用ではお世辞にも便利だとは言
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