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京都・五条の旧遊廓エリアに外国人客多数、変化が加速

都市計画・再開発/神戸・京都/関西 ニュース

古いまちにはたいてい、近づいてはいけないという禁忌のある一画がある。古都京都にも当然、そういう場所がいくつかあるが、そうした地域が外国人観光客増などの影響を受け、動き始めている。

たとえば、鴨川に隣接、高瀬川の両岸にあたる菊浜学区と呼ばれる京都独自の地域割りのうちの北半分、五条通りから正面通りにかけてエリア。このエリアの高瀬川を中心にしたエリアにはかつて五条楽園と呼ばれた遊廓があった。

ところが、2010年に売春防止法違反容疑で京都府警が大規模な摘発を行い、それによってお茶屋、置屋などが一斉に休業。その後、最近に至るまでまちは静まり返ったままだった。

かつてのお茶屋だったような建物が使われないままに何軒か点在している
かつてのお茶屋だったような建物が使われないままに何軒か点在している

ところどころに大正から昭和初期にかけて建築された独特な唐破風屋根のある建物が残る風情が面白いと京都を訪れる度に開発の動きをチェックがてら、よく歩いたものだが、このところへ来て一気に動き始めている。

若い女性たちが店を出して生まれた五条モール。近くには日本旅館もあり、外国人客に人気
若い女性たちが店を出して生まれた五条モール。近くには日本旅館もあり、外国人客に人気

変化が目に付き始めたのは2013年に町屋を利用した小さなショッピングモール「五条モール」の誕生以降だが、それが加速しているにはいくつかの要因がある。

ひとつにはこれまでまちに暗いイメージを落としていた反社会的勢力の事務所に2017年に裁判所の使用差し止め決定が下りたこと。多少なりとも安全になりつつあるわけだ。

高瀬川沿いにある銭湯。経営者が若返り、新しい客層がやってくるようになった
高瀬川沿いにある銭湯。経営者が若返り、新しい客層がやってくるようになった

まちの中心部にある銭湯で世代交代が行われ、若者、外国人客が増えたことも大きい。情報発信力のある住民、経営者が出てくると変わるわけである。

そして、もうひとつ、最大の要因は外国人観光客数の増加である。

五条楽園は市内最大の繁華街である四条からも、京都駅からも至近とまでは行かないものの、十分に歩ける距離にある。

鴨川に面した立地を利用した宿泊施設。小さな、古い一戸建てを回収しているようだ
鴨川に面した立地を利用した宿泊施設。小さな、古い一戸建てを回収しているようだ

しかも、鴨川、高瀬川に面した建物などもあり、京都らしい雰囲気がある。

加えてこれまでマイナスイメージがあった分、地元の人は手を出したがらず、人気があるとは言い難い。加えて古い建物が多く、小さな区画が大半。これをプラスと見るか、マイナスと見るか。

様々なタイプの宿が誕生していた
様々なタイプの宿が誕生していた

歩いてみるといかにも外国資本らしいゲストハウス、新築された小さな宿、川沿いのリノベーションした一組限定の町家宿など多様な種類の宿泊施設があちこちにできてきており、明らかに目を付け始めた人達がいることが分かる。

新しくできていた飲食店。いかにも今風にリノベーションされている
いかにも今風にリノベーションされている飲食店。こうした店が増えることで人気も高まっていくはずだ

こじゃれた飲食店もできつつあり、これがあと何軒か集積すれば、この地の歴史を知らない若者、外国人が一気に入ってくる可能性がある。さて、それがいつやってくるか。意外に早い可能性を感じる。

健美家編集部(協力:中川寛子)

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