着々と工事が進む
「箕面船場阪大前駅」の現場へ
2023年度の開業を目指して工事が進められている、北大阪急行線延伸事業。大阪メトロ御堂筋線と相互乗り入れを行っている北大阪急行線において、現在の終点である「千里中央駅」から路線を北へ約2.5km伸ばし、新たに「箕面船場阪大前駅」と「箕面萱野駅」の2駅を設置する計画だ。
当初は2020年度開業目標だったものの、用地買収の遅れなどから2023年度に延期となった本件。現在は3年後に迫った開業に向けて、着々と工事が進んでいる。現場を訪れると、国道423号(新御堂筋)の東側、本線の擁壁から側道にかけて地下に新駅が作られている様子が見える。


駅前にはその名の通り
大阪大学の新キャンパスを開設
「箕面船場阪大前駅」の東側には、駅名にある通り大阪大学(通称「阪大」)が「箕面新キャンパス」を建設中。現在、箕面市粟生間谷東地区にある箕面キャンパスを、この場所に移転する計画だ。新駅が目の前という好立地にて、駅より一足早い2021年4月の開設を目指し工事が進んでいる。




お洒落な広場や公共施設、駐輪場も整備
人々が集う、憩いの場として生まれ変わる
大学キャンパス以外にも、「箕面船場阪大前駅」の周辺には、注目の施設が続々とオープン予定。

まずは、駅に直結する形で「船場広場」が整備される。駅から周辺施設にアクセスする際の玄関口として、約5,000平方メートルの空間の中に「地区内デッキ」と「駅前広場」が設けられるのだ。
また、デッキの下には2つの駐輪場も用意。「地区内デッキ」と第一駐輪場は2021年4月のオープンを、「駅前広場」と第二駐輪場は駅が開業する2023年度までのオープンを目指している。


そして、複合公共施設も新設。図書館、生涯学習センター、文化ホール、地下駐車場の建設が進んでいる。
こちらも「大阪大学箕面新キャンパス」や「地区内デッキ」と同じく、駅の開業を待たず2021年春の竣工を予定。新キャンパスと複合公共施設はデッキで繋がるため、一体感のある空間が生まれ、学生も一般市民も入り混じり多くの人が行き交う場となることが期待される。



現状よりも、便利に、美しく整備される、「箕面船場阪大前駅」エリア。複合公共施設と大阪大学新キャンパスの建設現場の裏手には、早速新しいマンションの建設も進んでおり、今後の地価向上に期待が高まる。


健美家編集部