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滋賀県・JR東海道線「守山」駅東口に村田製作所の研究開発施設が進出へ!人口・世帯増さらに拍車か

都市計画・再開発(地域情報)/神戸・京都/関西 ニュース

2021/09/25 配信

滋賀県守山市と大津市にかかる琵琶湖大橋
滋賀県守山市と大津市にかかる琵琶湖大橋


敷地面積は8237平方メートル、ホテルなどの跡地

研究開発施設の完成は2025年度の見込み

京都府や大阪府で働く人のベッドタウンとして知られる滋賀県守山市が8月、電子部品大手の村田製作所がJR守山駅東口の約8237平方メートルの敷地に、新しい研究開発拠点を整備することで合意したと発表した。

少子高齢化が進む中で人口、世帯数ともに増加を続ける守山市に世界的な大企業が進出すれば、ますますにぎわいを増すことは間違いない。不動産投資家も注目したいところだ。

村田製作所による用地の取得は2022年に行われる。23年度に着工し、25年度に完成することが見込まれているという。

守山市の資料から
守山市の資料から

守山市の資料から
守山市の資料から

村田製作所の研究開発拠点が整備されるのは、JR守山駅東口にある市有地。現在はホテル「ライズヴィル都賀山」や「駅前スポーツ広場」、駐車場の用地として活用されている。

敷地の面精は8237平方メートル。村田製作所の発表資料によると、同社は製品開発や製品応用に関する研究開発を行う施設を建設する計画だ。

施設の延床面積は約3万2000平方メートル~約5万平方メートルになる予定。従業員は約1000~約1600人。総投資額は約128億円~約200億円になるとしている。

「ライズヴィル都賀山」は隣接地へ移り、宿泊業はやめるという。隣接地での施設は2階建て、延床面積 800平方メートル程度になる予定。

1階にはレストラン・カフェや小・中会議室、勤労者福祉関係の市施設が入る。2階には、バンケットも可能な大会議室が設置されることになっている。

「ライズヴィル都賀山」は新型コロナ禍で収益悪化
JR駅近への進出計画していた村田製作所とニーズ合致

「ライズヴィル都賀山」は新型コロナウイルスの感染拡大で利用が激減し、収益が非常に悪化していた。

守山市の資料から
守山市の資料から

2020年度の売上高は、主な収益源であるバンケットは前年度比94%減とほぼ消滅。このほか宿泊は49%減、全体では65%減と、とても厳しい状況に追い込まれていた。また、毎月の赤字は300万円にものぼり、近々現預金の底がついて、資金ショートに陥る恐れも指摘された。

守山市が「ライズヴィル都賀山」の今後の可能性について検討していたところ、村田製作所がJR沿線の駅徒歩圏内で新しい研究開発拠点の施設を整備することを検討しているとの情報を入手したという。同社に意向を確認したところ、敷地を利用した施設の建設に前向きな回答が得られ、協議を進めてきた。

超優良企業である世界的企業の村田製作所が進出することは、多くの人が働くようになるだけでなく、協力する地元企業の発展や商業施設の誘致などにつながり、守山市の賑わいが増すのは間違いない。

守山市はこうした期待について「市民の皆様へ(メッセージ)」の中で、次のように述べた。

「(株)村田製作所は世界的企業であり、今回の新施設は、市内最大規模の雇用を創出するとともに、(株)村田製作所の研究開発拠点となり、多くの頭脳集積が図られ、地元企業や起業者等との連携、さらには、子どもたちへのSTEM教育の提供等の連携・協力を頂け、地域の発展に大きく資するものと考えております」

守山駅は新快速停車駅、京都・大阪まで近い
ベットタウンとして魅力、人口増・世帯数も増加

守山市は近畿圏の大都市である京都や大阪まで近くて通勤が便利で、住む環境がとても良い。

JR守山駅には新快速も止まり、京都まで約30分、大阪まで約1時間で出ることができる。

こうしたベッドタウンとしての魅力によって、日本全体が少子高齢化で人口減少に苦しむ中でも、守山市は人口も世帯数も増加を続けてきた。

守山市の資料から
守山市の資料から

守山市の資料によると、人口は2015年(9月30日時点)が8万935人、18年(同)が8万2053人、20年(同)が8万4131人(同)。

一方、世帯数は、15年(同)が3万197世帯、18年(同)が3万1935世帯、20年(同)が3万3198世帯となっている。

村田製作所の研究開発拠点が進出すれば、こうした傾向にさらに拍車がかかる可能性がある。不動産投資家とってもビッグチャンスが眠っており、ぜひ注目していきたい。

取材・文 小田切隆

【プロフィール】 経済ジャーナリスト。長年、政府機関や中央省庁、民間企業など、幅広い分野で取材に携わる。ニュースサイト「マネー現代」(講談社)、経済誌「月刊経理ウーマン」(研修出版)「近代セールス」(近代セールス社)などで記事を執筆・連載。

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※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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