水族園や海浜公園の老朽化に伴い
魅力回復への再開発を断行
神戸市は現在、神戸市須磨区にある「神戸市立須磨海浜水族園」と「須磨海浜公園エリア」を、「KOBE SUMA SEA WORLD(仮称)」とする再開発プロジェクトを実行。初期投資額に約370億円を投じ、2024年春のリニューアルに向けて再整備を進めている。
このような大規模なリニューアルに踏み切った主な理由は以下の2点だ。
まず、須磨海浜水族園は市民の教養とレクリエーションの場として大きな役割を果たしてきたが、設備をはじめとする老朽化が進行。今後、これまで以上の集客を見込むためには、抜本的な再整備による魅力向上が不可欠だった。
二つ目の理由としては、須磨海浜水族園が立地する海浜公園は、昭和60年代から変わることなくニーズを満たしているとは言い難い状況で、これからは「公園をどう活用するか」を考える時期に差し迫っていた。
このような状況を踏まえ、再整備については子育て支援・健康づくりや交流人口の増加など市の施策を実現するためにも、これまでの市民利用
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